こどもやさい自然農園について

 

「農」-共に生き、育ちあう「場」を耕すこと-

「こどもやさい自然農園」は、渥美半島の真ん中辺りで元保育士の私が営む農的暮らしの場であり、そこから生まれる様々なコミュニティーとのつながりの場所。人も野菜も自然の一部。その豊かな営みの中で私たちは共に育っていきます。私たちは「農」の場を耕し、豊かなコミュニティーをつくることを目指しています。
 


こどもやさい自然農園のお仕事

野菜のお届け
栽培した野菜と「みんなの畑ネットワーク」の会員さんから委託された生産物を載せて、お届けしています。

つながる!みんなの畑の時間
こどもやさい自然農園の畑では、作業のある日のお手伝い・サポートを常時受け入れています。お手伝いしてくれた方々とその日の食事や交流、農を通した体験を学びとして共有します。
また、地域や仲間の農家さんや様々な生産者の生産物の販売と作業のサポートとして、繁忙期の求人情報の案内や、販路や卸先に困る生産物のマッチングをしています。

保育園つくろう
保育園・保育所運営や立ち上げに関する相談、コンサルティングをしています。
 


「農」との出会い

保育士として約20年間の託児所の運営、保育園での勤務を通して、子どもがその子らしく、自立に向かってのびのび育つために必要な環境について考え、取り組んできました。

保育の現場を取り巻く諸事情の中で、自分が思い描く保育士としての在り方を目指そうとすればするほど、職場から求められる姿とは遠いものとなり、落ち込んでしまう日々が重なるようになっていました。
そんな頃に、私自身の「生きる力」を蘇らせてくれたのが、ご縁ある方から借りた畑で過ごす農作業の時間だったのです。

太陽の下、大地の上で土に触り、種をまき、水をやり、成長を待つ。
実りを収穫しそれを美味しく食べる。
周囲の人におすそ分けし、一緒に味わう。笑顔が生まれる。
そしてまた土を耕し、種をまく。
気が付けば、この循環が私にとって、たまらなく楽しいものとなり、畑には、自然と大人も子どももやってくるようになりました。

農作業をしながら畑に来る親子と共に過ごしていると、子育ては、決められた人が担当し、社会の営みから切り離されたような「一部」ではなく、私たちが生きるコミュニティーの営みに「暮らし」として自然にそこにあるものなのだと感じます。

コミュニティーがお互いを助け合い、共に学ぶ「場」と「個人」の相互作用であるならば、子どもが育てばコミュニティーが育ち、コミュニティーが育てば子どもは自然に育ちます。

保育士としての私も、こどもやさい自然農園での私も、誰かの未来が少しでも良くなり、生きることが楽しくなる! そのことを考えることが私の幸せであり、人生でもあります。
「お金は次の世代に渡せないけども、土を良くしておけば絶対に作物は誰でもできるから、なんか産み出す様な場所を繋いで行くのは大事だと思いますよ。」
映画「人生フルーツ」に登場する英子さんの言葉が、心に深く残っています。

暮らしは、その日の食をつくり、食べること、楽しむこと。また、そこにある心は喜んだり、穏やかだったり、泣いたり、落ち込んだり、の何気ない瞬間の断片で出来ています。
私が考え、実践する農的な暮らしを「場」として耕し、自らが動くことで生まれる小さな出会いの物語を、こどもやさい自然農園のお仕事と共にみなさまにお伝え出来たら幸いです。
 

Keiko Hoshino